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空きスペースが学童や保育園に!自治体の取り組みから企業へと広がる空き施設活用の可能性

2023/06/12
お知らせ(保育コラム)資格・仕事

空きスペースとは?

昨今、何かと話題にのぼる「空き家」や「空き施設」の課題や活用。
人々の仕事や暮らしなどの活動の場が時代とともに移り変わり、使われていない施設や部屋が生じる一方で、社会の変化を踏まえた居場所づくりや、価値観の多様化に伴う居場所づくりの必要性に目が向けられています。

そんな中、その空きスペースを子どもたちのために有効活用する自治体の取り組みが注目されています。

企業においても、子育て中の社員のための福利厚生として空きスペース活用の可能性に着目し、長期休暇中の託児課題を解決した例があります。

本記事では、自治体の取り組みと、企業における事例を紹介し、空きスペースと子育ての未来を考えていきます。

空きスペースが子どもたちの居場所に

利用者がいなくなった施設や、児童生徒数が少なくなり持て余した教室など、空きスペースは意外とたくさん存在しています。そのスペースを、子どもたちの「居場所」として活用しようとする取り組みが広がりつつあります。

居場所を必要とする子どもたち

平成の時代では両親共働きの家庭が急増し、2022年には約7割の家庭が共働きとなっています。「共働き」と一口に言っても、パートや短時間勤務の家庭もあれば、両親共にフルタイム勤務の家庭もあります。

両親がどちらもフルタイムで働いている場合、放課後には学童を利用している家庭が多いですが、夏休みや春休みなどの長期休暇中は学童も休みとなる地域もあります。
年齢の低い子どもは保護者のいる環境を必要としますし、自宅で留守番できる子どもにとっても、長期にわたり日中に人と関わらず一人で過ごすことは良いこととは言えません。
子どもたちは、小学校や学童が休みとなる期間中に、居場所を必要としているのです。

もったいない空間の増加

一方で、自治体が運営する施設の利用者減や、学校の児童生徒数の減少により、空き施設・空き部屋・学校跡地・保育園跡地といった空きスペースが増えています。廃スーパーや、空き店舗など、商業においても、人が入っていない空間が増えつつあります。

この「もったいない」空間の増加は、維持費や管理等の課題を抱えながらも、使えるスペースとしての可能性を秘めています。

需要と供給をマッチさせる取り組み

居場所を必要とする子どもたち、そして「もったいない」空きスペース。 この2つの需要と供給をマッチさせる取り組みが、自治体をはじめとして全国各地で広がっています。

国・自治体の空きスペース活用事例

郵便局を保育所に(厚生省)

厚生労働省は、不足している保育所の用地確保のために、郵便局の空きスペースを活用することとし、日本郵便と調整して自治体への情報提供をおこなっているという記事が 2017年の日経新聞(2017年1月6日 日本経済新聞)に上がりました。

郵便局はバリアフリーな造りとなっており、保育所が必要とする設備が備わっていることが多く、都市部の待機児童解消に期待されているそうです。

市役所本庁を保育所に(大阪府)

大阪府では、待機児童の解消に向けて、2018年4月から大阪市役所本庁舎や、区役所の空きスペースを活用し、民間の保育所を新設しました。
大阪市役所内に保育施設 待機児童解消へ活用

本庁舎にはパソナフォスターが運営する認可保育所「キッズハーモニー・なかのしま」が開設し、0~2歳児を対象として小規模保育を実施しています。本庁舎1階のスペースを活用し、調理室や医務室も備えた造りを実現し、幼児を受け入れています。

空きスペースで保留児童を受け入れ(横浜市)

横浜市では、令和4年度から年度限定保育事業で「空きスペース」を活用し、1,2歳児の保留児童(保育所に入所を希望しているものの入れない児童。「隠れ待機児童」とも)を対象として保育事業を提供する取り組みを開始しました。

空きスペースのある事業実施希望施設が市に申請することで、その空きスペースを保育事業に活用できるというもので、保育所の「物理的なスペース不足」を解消し、保留児童を預けられる「場」を増やします。

1,2歳児というと、ちょうど育休から仕事復帰する時期であり、保育園入園を希望する家庭が増える年齢ですが、それゆえに希望者が多く保育園に入れないことも少なくありません。 そんな「保留児童」の解消を実現する画期的な取り組みです。

学校の空きスペース「余裕教室」を児童クラブや特別支援学校に(文科省)

文部科学省は「余裕教室」と名付けた「学校の空きスペース」を、児童クラブ、特別支援学校、保育所、社会教育施設等として活用する取り組みを実施しています。
(文部科学省 大臣官房文教施設企画部 施設助成課「子供と地域を元気にする 余裕教室の活用」)

一例をご紹介します。静岡県三島市の小学校では、学校敷地外の集会所を利用して運営されていた「放課後児童クラブ」への入会希望児童が非常に多く、既存施設のみでの受け入れが困難となったことから、学校の空き教室を「第二放課後児童クラブ」として活用することとし、多くの児童を受け入れられるようになりました。

このように、使われていない学校の教室を活用した、さまざまな活用事例が報告されており、地域社会における有意性が実証されています。

企業でも空きスペースを活用して福利厚生に

自治体での空きスペース活用事例をご紹介しましたが、企業においても応用できます。 実際に、オフィス内にある空きスペースを活用して、英語教室やスポーツクラブなどを実施する取り組みをおこなう企業も増えてきています。

その一環として、子育て中の社員のための福利厚生として「子育て」に貢献する空きスペース活用の可能性も秘められているのではないでしょうか。

学校の長期休暇中の子どもの預け先

働く親にとって、ひとつの大きな壁となるのが「学校の長期休暇」です。

小学校の冬休みは会社も年末年始休業となることが多いですが、夏休みや春休みは会社は休みになりません。長期休暇中に学童を運営している自治体も多い中、休みとなってしまう地域もあり、頭を悩ませる保護者は少なくありません。

また、学童には定員があり、希望しても入れずに自宅待機を余儀なくされるケースもあります。そうなった場合に、子どもの預け先をどうするかという問題が浮上し、やむなく親自身も休職したり、在宅で調整したりする事態となることも。

福利厚生として社員の子どもの居場所を提供

子どもの長期休暇中の居場所問題を解決することは、企業にとって「大切な社員が子育ての心配を抱えずに仕事に打ち込める」重大な福利厚生となります。

社内の空きスペースを活用したり、あるいは企業がある地域の自治体とタッグを組み地域が抱える空きスペースを活用したりして、社員の子どもがそこに通えるようにすれば、社員にとって非常に大きな助けとなります。

長期休暇中の「子どもの居場所」を提供する、そんな新しい福利厚生が、共働き世帯が増えた令和の時代には必要とされていると言っても過言ではありません。

企業の空きスペースを活用した事例

総合保育サービスを展開しているパソナフォスターでは、企業の空きスペースなどを活用し、企業内に設置する託児サービスを提供しています。

それが、『Miracle Holiday』です。
託児スペースとしての機能だけでなく、英語やSTEAM教育などの学べるコンテンツ提供も充実しており、学校や習い事では経験できない「新たな学び」を体験できます。

『Miracle Holiday』のプログラムは、開催期間や教育コンテンツの内容のカスタマイズができます。5日間単位のコースや1日完結のコースなどを設け、自由に参加できるよう夏季休暇中の託児および教育の場としてご活用いただいています。
英語、スポーツ、工作、美術館や博物館見学・工場見学などの課外活動プログラムも設け、長期休暇中の子どもたちの思い出に残る充実した1日を過ごせるよう創意工夫しました。また、これらの体験から得た学びや気付きは子どもたちの成長にもつながるものと確信しております。

親子で一緒に行き帰りができる

親と一緒に家を出て、会社に着いたらそれぞれ別れ、親の仕事が終わったら迎えに行き、一緒に帰途につく、ということが可能です。

親の出退勤と同じタイミングとなるため、利便性が高く、安心です。
また、普段は「家から学校」という子どもにとって、「家から親の会社」へ通う経験は、特別なものになります。

親の職場を知る貴重な機会に

『Miracle Holiday』では、自社の製品や商品に触れる機会を設けたプログラムや、自社サービスを子どもたちが体験するプログラムも盛り込んでいただけます。例えば、人気食品の調理体験や食品に含まれる主栄養素について学びます。子どもたちが、親の職場について知る職業体験は、親にとっても貴重な機会で大好評のプログラムです。

STEAMやSDGsを意識したプログラムも

『Miracle Holiday』のプログラムは、「STEAM」を取り入れたコンテンツも充実しています。

「STEAM」とはScience(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学・ものづくり)、Art(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)を取り入れ統合し、「体験」を軸とした教育を実施することで、好奇心や創造力、自分で考え問題を解決する力を育むというもので、自由にのびのび学ぶことが体感できます。

また、SDGsを意識したプログラムも導入し、現代の社会や世界、地球環境のことを考える機会を設け、未来を担う人材を育てます。

他にも、ドローンやプログラミング、英会話、食育、自由研究、課外活動など、多岐にわたるプログラムを実施し、有意義に過ごせる時間を提供します。

企業の福利厚生としても期待が高まる空きスペース活用

今回ご紹介した通り、空きスペースは企業の福利厚生にも活用できるとして、今後ますます期待が高まることが予想されます。

「もったいない」スペースを活用し、さらに「子育てしながら働く」ことの課題を解決する、社会貢献と福利厚生を兼ね備えており、子どもたちのコミュニケーション機会の創出にもつながります。

パソナフォスターでは、空きスペース活用の事例としてご紹介した『Miracle Holiday』の他にも、子どもの主体性や問題解決能力を高めるアフタースクール『Miracle Labo』など、さまざまなサービスを提供しています。

『Miracle Holiday』を始めとする、各サービスは、企業内に空きスペースが無くても、他の場所を利用して導入可能です。ご興味のある企業の総務・人事ご担当者様は、ぜひお気軽にお問合せください。

≪パソナフォスター提供の学童サービス≫
Miracle Holiday
Miracle Labo

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