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【パパ・ママ必見】トイレトレーニングを始める時期と基本の進め方

2022/06/24
家庭・悩み

初めてのトイレトレーニングは、子どもだけでなくパパやママもうまくいくか不安になるものです。ここでは、「トイレトレーニングはいつから始めればいいのか」「どのように進めればいいのか」とお悩みの方へ向け、トイレトレーニングの進め方や始めるタイミング、手順などを解説します。

トイレトレーニングを始める目安

「いつからトイレトレーニングを始めればいいのか」、「他の子は何歳から始めているのか」と、トイレトレーニングを始めるタイミングに悩んでしまうパパやママは多いはずです。そこで以下では、トイレトレーニングを始める具体的なタイミングの目安を解説します。

一般的には2~3歳頃から

トイレトレーニングを開始する時期は、2歳後半~3歳ごろからが一般的とされています。この時期は、子どもの心身が発達してくる時期。尿意を少し我慢したり「おしっこに行きたい」、「おトイレに行きたい」という簡単な意思表示ができるようになったりします。とはいえ、心身の発達具合は子どもによって大きく異なります。一概に2~3歳頃から始めるのが正解とは言い切れません。あくまで年齢は1つの参考だと考えて、他の具体的な発達状況を目安に、トイレトレーニングを始めると良いでしょう。

トイレまで自分の足で歩いて行ける

上手に一人歩きができるようになったということは、運動能力が発達してきている証拠。同時に脳も発達し、尿意を感じたり我慢したりすることもできるようになる頃です。自分が考えたこと、思ったことを実際に行動へ移すことができるようになり、行動範囲も飛躍的に広がります。この時期を見計らって、トイレトレーニングを少しずつ始めるのがおすすめです。

排泄の間隔が空く

子どものおしっこの間隔が2時間以上空いたら、膀胱が発達してきたサインです。子どもは成長とともに膀胱へおしっこを溜められるようになり、尿意をある程度我慢できるようになります。まずは子どものおしっこの間隔を観察すると良いでしょう。

簡単な言葉で意思表示できる

大人の問いかけに対し「はい」や「イヤ」などの返事をしたり、「だっこ」、「ちょうだい」と意思表示したりできるのは、コミュニケーション能力が育ってきている証拠です。特に2歳前後になると言語能力が飛躍的に発達し、いろいろな言葉を覚えて話せるようになります。簡単な言葉でコミュニケーションをとれるようになってきたら、トイレトレーニングを考える時期だといえるでしょう。

大人の物まねができる

子どもは、周囲の大人の物まねをすることでコミュニケーション能力や社会的な振る舞い方を学ぶといわれています。大人の物まねができるようになったら、周囲に対して興味を持ちはじめ、社会性を身につけつつあるサインなのです。大人との簡単なコミュニケーションもとれるため、トイレトレーニングを始める基準になります。

一人歩き・簡単な言葉の理解ができてきた時期が良い

上記の要素をまとめると、「上手に自分の足で歩ける」、「簡単な言葉が理解できる・会話できる」などの成長が見られたらトイレトレーニングを始める時期だと考えてよいでしょう。

季節としては春~夏がおすすめ

トイレトレーニングを始めるシーズンは、春~夏がおすすめです。この季節は薄着になるため、トイレですぐにズボンやパンツを下せます。洗濯物が乾きやすいため、万が一衣服が汚れてもパパ・ママの負担が少なく済みます。秋~冬に始めても問題ありませんが、この季節は厚着になるためズボン・パンツの着脱に慣れるまで時間がかかることもあります。

トイレトレーニングの進め方

トイレトレーニングの基本的な進め方を解説します。子どもの発達具合を見つつ、以下の順番を参考にしてトイレトレーニングを進めてみてください。

①「排泄はトイレでする」という意識づけをする

まずは、子どもにトイレについて理解してもらう必要があります。オムツを履いている子どもは、「トイレに行く」ということ自体を知りません。絵本やアプリ、動画などを活用して「排泄はトイレでする」ということをしっかり教えてあげましょう。これらのアイテムがあると、「トイレは何のための場所なのか」ということをスムーズに知らせられます。加えて、「トイレを使えるようになったら嬉しい」というトイレトレーニングの意欲をアップさせるのにも役立ちます。

②実際に便座に座らせてあげる

子どもがトイレについて知ったら、実際にトイレに誘って便座に座らせてあげましょう。1日2回程度、子どもが尿意を覚えそうな頃を見計らって「一緒におトイレに行こう」と誘ってあげるのが効果的です。補助便座やおまるを使って、安定した姿勢で座れるよう工夫してあげてください。 子どもがトイレへ行くのを嫌がるようであれば無理に座らせず、この前のステップで使ったおもちゃや絵本でトイレに対する抵抗感をなくすことが大切です。子どもが嫌がっても焦らず、根気強く向き合ってトイレに対する意識づけをサポートしてあげましょう。

③トレーニングパンツを活用する

子どもがトイレへ行くのを嫌がらなくなったら、トイレトレーニング用のパンツを使います。トイレトレーニング用のパンツとは、普通のパンツへ移行する前に使う練習用のパンツです。オムツは濡れた感覚が伝わらないようにできているのに対し、トレーニングパンツでは濡れた感覚が伝わるようなつくりになっています。子どもが「パンツが濡れて気持ち悪い」という感覚を覚えて、自主的にトイレへ行くのを促してくれるのです。 「一人歩きが上手にできること」「尿意の間隔が2~3時間空いていること」「簡単な意思表示・会話ができること」を基準に、トレーニングパンツを履かせてみるのがおすすめです。トレーニングパンツはすぐに捨てられる紙製と、濡れた感覚がより伝わりやすい布製があります。最初のうちは両種類のトレーニングパンツを数枚ずつ用意して、子どもの様子を見ながら使い分けていくと良いでしょう。

トイレトレーニングをスムーズに進めるためのコツ

トイレトレーニングは、子どもの発達状況によって進み具合が大きく異なります。ここでは、トイレトレーニングをできる限りスムーズに進めるためのコツをまとめました。

トイレに行くことの抵抗感をなくす

トイレトレーニングを始めたばかりの子どもにとって、トイレは未知の場所です。トイレへ行くのを不安がったり、嫌がったりする子もいます。そんなときは子どものお気に入りのおもちゃや絵本などをトイレに飾って、トイレへ行くことや便座に座ることの抵抗感を和らげてあげましょう。「トイレは怖い場所じゃない」、「トイレでおしっこをしたほうが気持ちいい」ということを子どもに知ってもらえれば、その後のトイレトレーニングもスムーズに進みます。

好きなパンツを選ばせてあげる

普通のパンツやトレーニングパンツなどを買うときは、できるだけ子ども自身に選ばせてあげるのがおすすめです。自分で選んだ好きなパンツであれば、子どもも大切に扱います。もし失敗しても、「お気に入りのパンツが汚れた」、「お気に入りのパンツを汚さないためにはどうすればいいのか」ということを率先して考えるようになるのです。「次はパンツを汚さないように、一緒におトイレに行こうね」と声をかけて励ましてあげれば、子どものモチベーションもアップするでしょう。

お気に入りのキャラの補助便座やおまるを用意してみる

補助便座やおまるを、子どもと一緒に選んであげるのも効果的です。子ども自身がお気に入りのおまるや補助便座を選ぶことで、トイレトレーニングに対する意識も高まる可能性があります。

できたらたくさん褒めてあげる

トイレを上手に使えたら、たくさん褒めてあげることが大切です。「上手だね」、「よくできました!」と声をかけたり、ハグやハイタッチなどのスキンシップをしたりすることで、「パパやママが喜んでくれた!」と子どものやる気につながります。

無理に誘ったり座らせたりしない

ついつい他の子たちと比較して、トイレトレーニングで焦ってしまうということはありませんか?子どもの発達には大きな個人差があるため、焦りは禁物です。無理にトイレへ誘ったり便座へ座らせたりすると、子どもがトイレに対する抵抗感を持ち続けてしまう可能性があります。とくにトイレトレーニングを始めたばかりの時期は、あくまでトイレという環境に慣れてもらうことを意識しましょう。「この子のペースに合わせよう」とどっしり構えて、根気強くトイレトレーニングを進めることが大切なのです。

停滞期になったら無理せずお休みしよう

トイレトレーニングを続けてもなかなか変化が見られなかったり、親と子どもがストレスを抱えていたりするようであれば、無理は禁物。一度トイレトレーニングをお休みしてみるのも手です。子どもの成長を見て、2~3ヶ月後に再開してみてください。また子どもを叱ったり、責めたりする言動は絶対に避けましょう。

トイレトレーニングに必要なものは?

補助便座やトレーニングパンツなど、トイレトレーニングを始めるにあたって必要なものをリストアップしています。「何が必要だっけ?」と慌てないよう、前もって準備しておくと良いでしょう。

トレーニングパンツ

トレーニングパンツには紙製と布製のものがあるほか、3層式、4層式、6層式の種類があります。数字が大きければ分厚く漏れにくい作りになっていて、小さければ薄くて動きやすい作りになっています。3層式、4層式のトレーニングパンツはお家用、6層式のものは保育園やお出かけ用というように使い分けるのがおすすめです。実際に子どもに履いてもらって、気に入った履き心地の種類のトレーニングパンツをメインで使っても問題ありません。

おまる・補助便座

ケガや事故防止のため、子どもに合ったおまるや補助便座を用意することも忘れずに。とくに子どもの身長が低い場合は、足が届き姿勢が安定しやすいおまるを使うと良いでしょう。最初はおまるでトイレトレーニングを始めて、徐々に補助便座へ移行すると無理なくトイレトレーニングが進みます。

踏み台

子どもの身体に対して、便座の位置が高いときに活躍する踏み台。お風呂の椅子でも代用できますが、できれば滑りにくく安全な素材のものを使わせてあげましょう。

失敗したときのためのトイレシート

もしトイレを失敗したときのために、ペット用や掃除用のトイレシートを用意しておくと便利です。子どもが床におもらしをしてしまったときなどに、さっと被せておくだけで水分を吸収できます。

ゴム手袋

子どもがパンツやズボンに粗相をしてしまったときのため、ゴム手袋も用意しておきましょう。バケツやアルコールスプレーと一緒に用意しておくと、拭き掃除やつけ置き洗いもスムーズになります。

トイレトレーニングがうまくいかないときの対処法

トイレトレーニングがなかなか進まず、悩んでしまうパパ・ママは少なくありません。とくに多いのが、「トイレに行っても排泄できない」「子どもがトイレに行くのを嫌がる」「つい他の子と比べてしまう・焦ってしまう」という悩みです。

トイレに行っても排泄できない

いざ便座に座らせても、「思うように排泄できない」ということもあります。そんなときは座って排泄することを無理強いしないことが大切です。「トイレで排泄する」という行為に抵抗を持っているようであれば、実際にトイレの使い方のお手本を見せてあげるのも効果的。「こうやってするんだ」「トイレは怖いところじゃないんだ」と納得してもらえて、子どもの抵抗感を和らげられます。

子どもがトイレに行くのを嫌がる

子どもがトイレを嫌がったり、怖がったりすることもよく見受けられます。そんなときは、前述したようにおもちゃや絵本などを置いてあげましょう。子どものお気に入りの人形やぬいぐるみを置いて「みんながいてくれて楽しいね」、「みんながトイレで待っているよ」と優しく声かけをして、トイレに対する恐怖感を少しずつ克服するのがおすすめです。

つい他の子と比べてしまう・焦ってしまう

子どもの発達には大きな個人差があります。よって、「他の子と比べて遅い」というケースはある意味必然なのです。焦る気持ちは抑えて、他の子と比べるよりもその子自身の成長に合わせてじっくりトイレトレーニングに取り組むことが重要です。トイレトレーニングに行き詰ったら、パパやママ同士で情報交換するのも良いでしょう。「うちの子はこうやった」「この方法でトイレ嫌いを克服した」など、同じ立場のパパやママ同士で情報交換できる場所があるのは頼もしいものです。情報を得られるだけでなく、「皆同じように悩んでいるんだ」という安心感にもつながるでしょう。

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