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保育士の履歴書はどう書く?好印象を与えられる志望動機・自己PRのコツ

2023/02/17
お知らせ(保育コラム)学び・育み

これまでの職歴やスキル、自己PRを伝えるための履歴書。ここでは、保育士の履歴書を書く際に気をつけておきたいポイントや好印象を与えられる志望動機の書き方を紹介します。「基本項目の書き方をおさらいしたい」「志望動機や自己PRを書くコツを知りたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

基本の履歴書の書き方をおさらい

氏名をはじめ、住所や日付、学歴欄など基本項目の書き方をおさらいしておきましょう。形式によって細かな差異がありますが、ここではより一般的な項目をベースにした書き方を解説しています。

氏名

履歴書のなかでも、視線を集めやすい重要な箇所です。とくに丁寧かつ見やすい字で書くよう心がけましょう。姓と名前の間に空白を空けて書くと見やすくなります。ふりがなも忘れずに記入しましょう。

住所

都道府県名からはじめ、番地やアパート・マンション名と部屋番号までを省略せずに書き込みます。番地の書き方については、「〇〇町1-2-3」と省略するのではなく、「〇〇町1丁目2番3号」と書くと丁寧な印象を与えられます。「一時的に実家を離れているが住民票は移していない」という場合は、現住所を住所欄へ記入したうえで、連絡先住所欄に実家の住所を書いても良いでしょう。

学歴・職歴欄

学歴は、中学校卒業から書き込むのが基本です。学校名を記入する際は、「○○市立」「〇〇県立」「学校法人」の表記を忘れないようにしましょう。学部や学科名は省略せず、正式名称で書きます。職歴欄では、これまで在籍していた保育園やこども園の名前と運営母体名を記入します。スペースに余裕があるのであれば、担当した業種名や職種名を書き込むのも良いでしょう。なお、一般企業での勤務経験がある場合は、企業名と所属部署名を書けば問題ありません。ひと通り学歴・職歴欄を書いたら、1行下げた右端に「以上」と記入して完了です。

本人希望欄

基本的には「貴園(貴社)の規定にてお願いいたします」「貴園の規定に従います」と書き込みましょう。勤務条件や体制について質問や相談ごとがあれば、その旨をはっきりと書くのではなく、面接の際に詳しい説明をしてもらうようにするのがおすすめです。とくに休日やお給料のことはデリケートな話題ですので、露骨に記入するのは避けたほうが良いでしょう。

写真の規定

証明写真は、直近3ヶ月以内に撮影したものを使います。写真のサイズは履歴書の種類により微妙に異なりますが、縦3.6~4センチ、横2.4~3センチのものが一般的です。証明写真の裏には、氏名を記入することを忘れずに。なお、証明写真を撮影する際は服装や髪型に注意しましょう。服装はスーツ、メイクは薄めのナチュラルメイクで、髪は長さに合わせて適宜まとめるなどして清潔感を心がけることが大切です。「ヘアカラーが明る過ぎないか」、「目立つアクセサリーをしていないか」といった点も考慮しておきましょう。

免許・資格欄

運転免許や各種検定資格などを、取得した時系列順に書き込みます。資格を多く所持している場合は、業務に必須なものや活かせるものを優先的に記入してもかまいません。なお、場合によっては「現在通っている学校を卒業すれば保育士資格が得られる」というケースもあるでしょう。その場合は、卒業年月と一緒に「保育士資格取得見込み」と書きます。

趣味・特技欄

履歴書の形式によっては、趣味や特技欄を記入する欄もあります。保育士の業務に活かせそうな趣味・特技があれば、ぜひ記入して自己PRにつなげましょう。

履歴書を書く際の注意点

履歴書を書く際、「自己PRをきちんとしよう」、「資格や能力を認めてもらおう」と意気込むあまり、基本的なマナーや形式を守れないのは問題です。履歴書を書く前に把握しておきたい注意点を、以下で解説します。

文字は丁寧に書くことが大前提

文字は、黒のボールペンまたは万年筆でゆっくり丁寧に書きましょう。無理に綺麗に書く必要はありませんが、1文字1文字丁寧に書くことが大切です。字の美しさはすぐに身につかなくても、「走り書きのような文字はやめよう」「ゆっくり丁寧に書こう」という意識はすぐに持てますし、実践できるはずです。

免許・資格名は必ず正式名称で

資格を書く際は略称・通称で書くのではなく、正式名称で記入します。たとえば「英検」であれば、正式名称の「実用英語技能検定」と書き込みます。

日付は提出する日付を書く

日付欄には、日付を提出する日を書くのが一般的です。面接へ持参するのであればその当日の日付を、郵送するのであればポストへ投函する日付を記入しましょう。

和暦・西暦の統一を

年月を書く際に、年は2010年、2020年のように西暦で記入するのか平成〇年・令和〇年と和暦で書くのかを統一すると見やすくなります。

通勤時間の書き方

通勤時間を記入する欄には、自宅から職場へ行くまでにかかる片道の通勤時間を書き込みます。また、交通時間は5分単位でわかりやすく書くのが一般的です。なお通勤時間が1時間かかる場合は、分単位ではなく「1時間〇分」という書き方にします。

扶養・配偶者欄

配偶者や扶養家族の有無を記入する欄です。とくに扶養家族の情報は、内定後の健康保険料や各種控除に大きく関わってくることですので、正しく記入することが重要です。

志望動機を書く際のポイント

基本事項まではうまく書けても、「志望動機を書くのに迷ってしまう」と悩む方は少なくないはずです。採用担当の方に好印象を抱いてもらいやすい志望動機を書くため、以下のポイントを意識してみてください。

前向きさが伝わる動機になっているか

採用担当の方は、「明るく前向きな動機で当園を選んでくれているか」という視点で履歴書を見ています。自分のことを正直に書くことは大切ですが、正直に書き過ぎてネガティブな表現になってしまうのは良くありません。できる限り前向きな表現・言い回しで志望動機をアピールしましょう。「この保育園で何をしたいのか」、「どのように貢献したいのか」といった点をアピールすると効果的です。

「この保育園を選んだ理由」が伝わるか

採用面接でも、「なぜこの保育園を選んだのか」ということが質問されます。給与や待遇面、立地条件に引かれた部分があったとしても、それを包み隠さず書くのは避けたほうが良いでしょう。「待遇が良ければどの園でもいいのだろうか」、「この人はすぐ転職してしまうのでは?」と、マイナスなイメージを持たれてしまう可能性があります。応募先の雰囲気や保育方針、自身のキャリアプランに必ず言及したうえで、「なぜこの保育園を選んだのか」ということを伝えましょう。

園が求める人物像であることをアピールできているか

「園はどのような人材を求めているのか」を理解することも大切です。たとえば「チームワークを大切にできる人」が求められているのであれば、自身の協調性やチームワークの良さをアピールします。中途入社であれば、ある程度の経験や即戦力が求められることもあるでしょう。その場合は、自身が前職で学んだことや保育士として積んできたキャリアを具体的にアピールすると、好印象につながります。

キャリアプランが伝わるか

「将来はどのような保育士になりたいのか」、「どのような経験を積んで成長したいのか」といった点もアピールしましょう。このとき、園の保育方針に絡めてキャリアプランを記入すると、なお効果的です。たとえば志望先が食育に力を入れているのであれば、「保育の知識・スキルはもちろん、食に関する知識も身につけて、より広い視点で子どもたちの成長をサポートする保育士を目指したい」とアピールできます。

園の保育方針への共感度が伝わるか

保育園は、それぞれ保育方針や保育理念を掲げています。「自然との触れ合いを大切にする」、「1人ひとりの個性を大切にする」など、保育士として強く共感できる理念に言及すると良いでしょう。保育理念に共感できる部分があれば、比較的スムーズに志望動機の記入が進むはずです。このとき、園の公式ホームページやパンフレットから保育方針をただ引用するのは避けましょう。「この部分にとくに共感した」という点を必ず具体的に書くことが大切です。

例文の紹介

【例文①】
「私は、正社員保育士として5年間勤務した後、出産を機に退職いたしました。しかし、子育てをしたことがきっかけで、もう一度保育士として子どもたちと関わりたい、という気持ちを強く持ちました。貴園の『自然のなかでのびのびとした保育を行う』という保育理念に強く共感し、体を使った遊びや外遊びを通して、子どもたちの健康に貢献したいと考えております。」

【例文②】
「以前は、乳児を対象とした保育園で4年間勤務しておりました。仕事のやりがいは大きかったのですが、受け持てる年齢層の幅を広げたいと考え、転職を決意した次第です。貴園の見学で、年齢の異なる子どもたちが仲良く触れ合っている異年齢保育の様子に強く感銘を受けて、応募させていただきました。乳児保育の専門性を活かして貢献しつつ、園全体の保育に深く携われるよう努力したいと考えております。。」

自己PR欄を書く際のポイント

自己PR欄は、志望動機と同様「どのように書けばいいのか迷ってしまう」と感じる部分です。以下では趣味や特技の書き方、経験談を書く際のポイントなどを解説します。あわせて例文も紹介しますので、実際に書く際の参考にしてみてください。

趣味・特技は保育に絡められるとベスト

趣味や特技は、保育活動に絡められれば、ぜひアピールしましょう。たとえば、「運動が好きで、ジムに通って体力づくりをしています」と書けば、体力をアピールできます。保育士は元気な子どもたちを相手にする職業であり、体力勝負の仕事です。スポーツが得意であったり、運動好きだったりすれば好印象を残せるでしょう。

手先が器用であれば、細かい作業や工作遊びの場面で活用できます。「絵を描いたりモノを作ったりすることが好きなので、お絵描きや工作遊びを通して、子どもたちの感受性をさらに豊かにしたいと思います」などのように書くと、自分の特技と今後の保育方針を同時にアピールできて効果的です。

失敗した経験もあえて書く

「書けそうな趣味や特技がない」という場合、あえて過去の失敗談を書くのも手です。その失敗からどのようなことを学んだか、どのように成長できたかと書くと、採用担当者に前向きな印象を持たれます。

たとえば、「以前、目を少し話した隙に、年長さんの子どもが遊具に躓いて転んでしまったことがありました。幸い大きなケガに至らず、その子も『大丈夫だよ!』と元気に言ってくれました。しかし、自分の気の緩みで全体を見られていなかったことを強く反省しました。その経験をきっかけに、常に広い視野と観察力を持つよう心がけ、子どもたちの変化にも気づけるようになりました。」と書くと、原因の分析力や反省点、学んだことを同時にアピールできます。

例文

【例文①】
「私は絵を描いたり工作をしたりすることが得意です。貴園が掲げる『子どもたち1人ひとりの感受性を磨く』という保育理念に強く共感し、貴園を志望させていただきました。また、子どもたちのなかには早くから、お絵描きや工作に苦手意識を持ってしまう子もいます。そんな子たちに、大切なのは上手・下手ではなく、楽しんで作る気持ちだと伝えたいと考えております。」

【例文②】
「私は、球技をはじめとしたスポーツが得意です。近年はスマートフォンやゲーム機の台頭もあり、子どもたちが外遊びをする機会が減ってきていると感じている次第です。そんな子どもたちに、体を動かすことの楽しさを伝えたく思い、貴園へ志望させていただきました。運動が好きな子も苦手な子も楽しめるよう、精一杯工夫したいと考えております。」

例文を参考に、自身の趣味や特技、経験をうまくアピールできるよう工夫してみてください。

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