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保育士の就活はいつから始めるの?スケジュールや就活の流れを解説

2023/06/09
お知らせ(保育コラム)支援・制度資格・仕事

保育士を目指す保育学生の就活は、通っている学校の種別や志望する園の形態によってタイミングが異なります。保育学生が就活を始めるタイミングを学校の種別ごとに紹介するほか、就活のタイムテーブル例や準備の内容を解説します。

保育学生が就活を始めるタイミング

四大卒のほか、2年制専門学校卒や短大卒など学校の種別ごとに、就活を始める一般的なタイミングをご紹介します。あわせて、公立保育園・私立保育園の一般的な採用試験スケジュールについてもまとめました。

四大卒の場合

4年制大学に通う保育学生は、3年生の終わり頃~4年生の始め頃から就活をスタートさせるのが一般的です。なお、5月~9月頃にかけて実際の保育現場に出て学ぶ「保育実習」も実施されます。面接や採用試験などの就活に臨みつつ、保育実習をこなすことが重要となってきます。

2年制の専門・短大卒の場合

2年制の専門学校や短大に通う保育学生の場合、1年生の終わり頃~2年生の始め頃にかけて就活を始めるケースが多くみられます。なお、専門学校や短大の場合も4年制大学と同じく5月~9月にかけて保育実習が実施されます。

四大卒、専門学校・短大卒に共通していえるのが、卒業前年度の終わり(大学3年生・専門短大1年生)から準備を進めておくケースが多いということ。「いつから準備を始めるべきかわからない」という方は、自身で情報収集も行いつつ、この基本的なパターンで就活を始めると良いでしょう。

園の採用スケジュールに合わせて就活を始める

公立保育園と私立保育園では、新卒の募集・採用スケジュールが異なります。公立保育園では6月~9月頃に募集・採用試験を実施するケースが一般的。対する私立保育園では、園によってまちまちではあるものの6月~11月頃に募集・採用試験を行なうところが少なくありません。自身が志望する園の形態に合わせて、「いつから就活を始めるか」「いつまでにどんな準備を進めるか」といった点を決めましょう。

保育士の就活のスケジュール

卒業年度の4月から就活を開始することを想定して、月ごとの就活スケジュールの例をご紹介します。情報収集や書類選考対策、面接対策など、月ごとに進めたい準備の内容についても解説いたしますので、「何をいつまでにやればいいのかわからない」とお悩みの方は参考にしてみてください。

4月~5月

求人誌や求人サイト、就活フェアを活用して求人の情報収集を行ないます。気になる保育園が見つかったら、順次メモしてリストアップしていくのがおすすめ。タイミングが合いそうなのであれば、園見学を申し込むのも良いでしょう。また、園の公式サイトで試験内容の詳細をチェックすることも忘れずに。園によって、面接の回数や筆記試験・実技試験の有無といった選考基準が異なるためです。小論文やグループディスカッションなどの事前課題が出題される園もあります。しっかりとした対策を練られるよう、試験内容については漏れなく確認しましょう。

応募受付期間になったらエントリーし、書類選考へ臨みます。文例を参考に、熱意が伝わるような読みやすいエントリーシートを作成しましょう。

6月~8月

書類選考をパスしたら、面接対策に取りかかります。自己分析や園見学で得られた情報を踏まえつつ、自身の長所や短所、志望動機などをまとめましょう。また、面接でよく聞かれる質問への回答方法もこの時点で固めておくとスムーズです。面接では、「何か質問はありますか」と逆質問をされるケースも少なくありません。事前に質問したいことをまとめておくと、本番も慌てずに済みます。

また、面接時の身だしなみや立ち振る舞いのマナーも忘れずに確認しましょう。模擬面接を行ない、受け答えの内容や当日の立ち振る舞いをしっかりシミュレーションしておくことが大切です。

9月~2月

内定が決まり始める時期です。内定の連絡をいただいた際は、その場でしっかりと感謝の言葉を伝えましょう。保育園によっては、新卒の保育学生を対象とした事前研修や懇談会を実施するところも。内定をもらった後はつい気を緩めてしまいがちですが、就職後に良いスタートが切れるよう改めて気を引き締めましょう。事前研修では、マナー研修や電話対応研修、メール対応研修などが盛り込まれています。これらの研修について予習しておくと、なお良いでしょう。

活動月 活動内容
4月~5月 ・求人サイトや就活フェアを活用して情報収集
・エントリー/書類選考の準備
6月~8月 ・書類選考通過
・面接対策(長所・短所・自己PR・志望動機の用意)
9月~2月 ・内定決定/お礼状の作成
・事前研修/懇談会の準備

保育学生の就活では、保育実習やインターンシップへ参加して実際の保育現場で求められるスキルを吸収することも重要です。実習先で得られた成功体験や失敗談は、自己PRをより具体的なものにしてくれる要素。就活時の有効なアピール材料になります。

パソナフォスターでは、保育学生アルバイトを募集しています。認可保育園や事業所内保育所など、パソナフォスターが運営する保育施設で保育の実業務に携われるチャンスです。保育現場での実務体験を積むことで、より具体的に将来像をイメージできるようになり就活時の自己PRにも活かせます。

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就活の園見学時に押さえておきたい身だしなみのマナー

メイクや服装など、園見学へ臨む際に押さえておきたい身だしなみのマナーをご紹介します。

服装

とくに指定がない場合、黒系のリクルートスーツを着用するのが無難です。派手なネイルや大振りなアクセサリーは、何かの拍子に子どもたちに怪我をさせる可能性もあるため、マナー違反にあたります。なお、保育園によってはリクルートスーツではなく私服で来るよう指示されることもあります。その場合は、シンプルなオフィスカジュアルを意識した私服を選ぶと安心です。スーツ・私服を問わず、シンプルかつ清潔感をアピールできるような服装を心がけましょう。

メイク

ナチュラルメイクが基本です。明るく健康的な雰囲気を出すことが大切ですが、色味を入れすぎると華美な印象になってしまうため要注意。化粧下地やコンシーラーで肌の気になる部分をカバーしつつ、チークやリップなどで色味を足して健康的に見せると良いでしょう。たとえばチークは、肌になじみやすいオレンジやコーラル系のピンクがおすすめです。リップは派手な印象を与える濃い赤やピンクを避け、ピンク系やベージュ系の色味のものを選ぶと良いでしょう。

髪型

髪色は黒、もしくはそれに近い暗めの色にして落ち着いた印象に。長さが気になる場合は、後ろでひとまとめにすると清潔感が出せます。このとき、まとめる位置が高すぎると幼い印象になってしまうため要注意。耳よりも低い位置、または同じぐらいの高さでまとめるのがおすすめです。お辞儀をしたときに、髪が顔にかからないよう工夫することも忘れずに。ピンや整髪剤を活用すると、髪型の乱れを防げます。

就活で情報収集をする際のポイント

求人サイトや学校からの紹介、園見学など、就活時に活用できる情報源は様々。情報源それぞれの特徴やメリットを、以下で解説いたします。

求人サイトを活用

スマホがあれば、空き時間に効率よく求人情報を探せるため便利です。一度に複数の園の情報を入手できるため、比較検討がしやすいのも魅力。その反面情報量が膨大になりがちで、情報収集をするうちに自身の就活における軸がぶれてしまうこともあります。待遇ややりがい、給与など自身のなかの軸を明確にしたうえで、情報収集しましょう。

学校からの紹介

学校の職員や就職支援課から、園の求人情報を紹介してもらう方法です。学校とつながりのある園であるため、何かあったときは学校にも相談しやすく安心感があるのがポイント。職員に話を聞けば、園の雰囲気や保育方針などの情報もスムーズに調べられます。また、学校との関係が深い園であれば学校が面接の日程を調整してくれたり、園見学のアポが取りやすくなったりする場合もあります。

ただし、学校からの紹介に頼りすぎると選択肢が狭まってしまいます。学校から紹介された保育園が、自身に合う保育園だとも限りません。求人サイトをはじめとしたほかの情報源と併用しつつ、情報収集するのがおすすめです。

園見学を活用

園見学に赴くことで、求人サイトや園の公式サイトだけではわからない実際の雰囲気を確かめられます。園見学では、「子どもたちがのびのびと遊んでいるか」「職員同士の雰囲気は良いか」などの点をチェックすると良いでしょう。また、安全管理が行き届いているか否かも要チェック。保育ルームは清潔に保たれているか、遊具やおもちゃはきちんと修繕されているか、といった点に着目しましょう。

園見学は、自身で園へ連絡をいれてアポイントを取る必要があります。子どもたちがお昼寝に入る時間(13~15時)を見計らって電話をかけ、見学予約を入れましょう。

OB・OG訪問を活用

OB・OG訪問を行なうのも手です。先輩保育士として働くOBやOGから、就活の手順やコツ、保育園での働き方についてなどのアドバイスをもらえます。また、園には直接質問しにくい労働条件や福利厚生についての情報も入手しやすいでしょう。OB・OGを探す具体的な方法は、以下の通りです。

  • OB・OG訪問専用のマッチングサービスを使う
  • 学校の就職支援課の伝手を辿る
  • 就活フェア・説明会で直接アポイントを取る

時間を割いて訪問に対応してくださるOB・OGに失礼にならないよう、「とりあえず話を聞きに行こう」という心構えで訪問するのは避けましょう。「どんな情報を入手したいのか」「どんなことを聞きたいのか」という目的を明確にしておくことが大切です。

就職園の決め方

卒業園に目星をつけたり、アルバイトや実習生として実務へ参加したりといった就職園を選ぶ際の決め手をご紹介します。就職園の見極めは、園見学やアルバイトなどを通して実際の雰囲気を確かめてから行なうことがポイントです。

卒業園に目星をつける

気になる保育園が多く迷っている場合、自身が卒業した園に目星をつけて園見学へ行くのも手です。「昔通っていた」という理由で、園見学をする心理的なハードルが下がることも。また、「子どもの頃この園で過ごし、先生方に良くしていただいた経験がきっかけで保育士を志した」といった内容を自己PRや志望動機に盛り込むと好印象を残せます。

アルバイトとして実務を体験

保育学生を対象にしたアルバイトを体験するのも良い方法です。保育園で募集されているアルバイトの多くは、「保育補助」と呼ばれる職種。保護者対応や指導計画の立案といった業務は担当しませんが、子どもたちと遊んだり食事やトイレのサポートをしたりといった基本的な業務内容は保育士と変わりません。お給料をいただきながら働くため、就職後の働き方のイメージがつきやすいというメリットがあります。

また、実際に働くことで職場の人間関係や上下関係も明確に見えるのがアルバイトの利点。職場の人間関係は働きやすさの重大な要素となるので、仕事内容と合わせて知るようにすると良いでしょう。

実習生として体験

保育学生には、保育実習を行なう機会が設けられています。保育実習は「部分実習」「観察実習」「参加実習」「責任実習」の4段階があり、それぞれの実習段階で保育実習日誌を記録したり、保育のねらいについて考えたりする業務を行なうのがポイント。業務内容が限られている保育補助よりも、さらに保育士の実務に沿った業務を体験できます。

保育士の就活は見学・実習を体験することが重要

就活を始めるタイミングを掴んだら、エントリーや面接対策などの準備を進めつつ園見学や実習の手配も進めましょう。 園見学や実習は、学校では味わいにくい保育現場のリアルな雰囲気を体験できる貴重な機会。実習やアルバイトでは、実用的な保育スキルも吸収できます。

パソナフォスターが運営する園では、学生アルバイトを募集中。保育士の仕事に対する理解をより深め、現場で活かせる保育スキルも学べます。
パソナフォスターの学生アルバイト採用情報

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