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幼児や子どもの英語教育は必要?メリット・デメリットと英語学習方法を解説

2024/02/29
お知らせ(保育コラム)学び・育み

英語科目が小学校3・4年から必修化することを受け、幼児の英語教育への関心はさらに高まっています。「早いうちから英語を習わせたいけど、具体的にどんな方法があるのか」「教材はどんなものを選べば良いのか」とお悩みのお父さん・お母さんもいるのではないでしょうか。そのようなお悩みをお持ちの親御さんに向けて、幼児の英語教育で得られるメリットや学習の注意点、具体的な学習方法をご紹介します。

幼児教育の一環として英語を学ばせるメリット

幼児の頃から英語を学ばせることで、どのような恩恵が得られるのでしょうか。英語学習を行うことにより、幼児のうちから得られるメリットをいくつかご紹介します。

英語学習の下地が作れる

幼児のうちから英語に触れておくことで、小学校から習う英語学習の下地が作れます。

なぜ英語学習の下地が重要なのかというと、2020年より小学校3・4年生では「外国語活動」、小学校5・6年生で「外国語」という教科名で英語が必修教科となりました。「外国語活動」は、聞く・話す力のスキルアップを主な目的としています。聞く・話す力の下地を養った後、5・6年生の「外国語」で読む・書く力をつけていきます。未就学児のうちから英語を聞いたり、語彙力を養ったりしておくことで下地ができ、英語の授業に遅れる心配が減るでしょう。

英語への苦手意識を減らせる

小学校で英語を学ぶ学年になって、「必修科目だから」と興味を持てずにいると、授業についていけなかったり、テストで良い点がとれなかったりします。すると英語に対する苦手意識が芽生え、ますます英語から遠ざかってしまうでしょう。
幼い頃から英語の学習はもちろん、外国文化に触れるイベントへ参加する、外国人と交流するといった体験をしておくことで、苦手ではなく楽しいものとして英語を捉えてくれます。

英語や異文化に対する抵抗感を減らせる

人間はどうしても、未知のものには抵抗を感じます。外国語や異文化への理解を深めるためには、それらに対する抵抗感を幼少のうちからやわらげてあげることが重要です。幼児向けの英語教室の多くはハロウィーンやクリスマス、イースターといったイベントを通して、異文化理解を深めるプログラムを取り入れています。楽しみながらイベントに参加することで、異文化への抵抗感をやわらげてあげましょう。
また、外国語と日本語の違いを知ることで「外国ではこんな言葉を使うんだ」、「こんなふうに気持ちを表現するんだ」という気づきにつながり、多様な価値観も受け入れられるようになります。

リスニング力がとくに発達する

幼児のうちから英語に親しむことで、英語をスムーズに聴き分けられる「英語耳」を育てられると言われています。子どもは字を読み書きし始めるよりも先に、耳で言葉や音楽を聴き始めます。日本人が苦手としている英語の発音やアクセント、イントネーションをネイティブに近い状態で耳にするため、英語を聴き取る力が育ちやすくなるとされています。

英語脳を鍛えられる

ここで言う「英語脳」とは、聞き取った英語を日本語へ翻訳せず英語のまま理解する能力のことを指します。非英語話者は、英語を聴くとそれを脳内で母国語へと変換して意味を理解します。しかし、幼児期から英語を学ぶことでこの「英語を母国語に変換する」というプロセスを省いて、よりスムーズに英語力がアップすると考えられているのです。

世界の人々とコミュニケーションを取ることができる

2022年現在、世界中の英語話者人口は17億人以上とされています。幼児から英語に触れコツコツ学習していくことで、アメリカやイギリス、オーストラリアなど様々な英語圏の人々と交流できます。近年では、非英語圏であっても世界的な観光地であれば英語が通じることもあります。英語ができることで、旅行先やオンライン上で、世界中の人々とコミュニケーションがとれるのは大きなメリットです。

世界中の様々な情報を得れられるようになる

幼いうちから英語学習を続けていれば、早いうちから、日常会話だけでなくニュースや専門分野の英語も理解できるようになるでしょう。英語のニュースが理解できるようになれば、英語圏の情報が日本語に訳されてから届くまで待つ必要がなく、素早く様々な情報に触れることができます。

将来的に進学が有利になる

高校受験や大学受験において、英語は文理のジャンルを問わず必須科目となっていることがほとんどです。幼児のうちから英語に親しみ、英語に対する苦手意識を払しょくしておくことで、受験における選択肢を広げられる可能性があります。「気が早い」と思ってしまうかもしれませんが、早いうちから英語試験に備えておくと、合格の確率をぐんと上げられるでしょう。

経験できる仕事の幅が広がる

英語は、進学だけでなく就職活動や転職活動においても武器になります。「TOEIC®スコア〇〇点以上」「TOEFL®〇〇点以上」など、一定の英語力を応募条件としている企業は少なくありません。くわえて、「主任への昇進にはTOEIC®〇〇点以上が必要」「昇給はTOEIC®〇〇点以上がボーダー」など、昇進や昇格の条件として英語力を掲げている企業もあります。子どもに英語を学ばせておくことで、大人になったときにできる仕事の幅が増え、キャリアアップにつなげやすくなるといえるでしょう。

子どもに英語を学ばせる際のポイント

子どもに英語を習わせる前に、把握しておきたいポイントをご紹介します。子どもが楽しく学習に取り組めるよう、以下の点をぜひ意識してみてください。

  • 子どもの自主性を尊重する
  • 親も一緒に楽しんで学ぶ
  • ダブルリミテッドについて把握しておく

子どもの自主性を尊重する

子どもの自主性を尊重しましょう。子どもは、「もっとやりたい」、「もっと知りたい」という気持ちに正直です。自発的な好奇心をエネルギーにして、夢中になった物事へ一心に取り組みます。したがって、親が命じて英語を勉強させるのではなく、子どもが関心を持てそうな教材を選んだり、環境を整えてあげたりすることが重要なのです。逆に言えば、親の都合によって、強制的に勉強させることで、英語嫌いになってしまう可能性があります。

親も一緒に楽しんで学ぶ

親が一緒に楽しむ姿勢をみせることで、子どもも遊び感覚で英語学習に取り組んでくれます。最初は、一緒に絵本を読んだり、海外のアニメ映画を観たりといったことから始めてみましょう。始めは、パパやママと一緒に遊ぶために、英語に触れていたけれど、徐々に英語そのものに興味を示すようになったらチャンスです。子どもの意欲に応えて、英語学習をさせてあげましょう。

ダブルリミテッドについて把握しておく

「ダブルリミテッド」とは、二言語を習得しているにもかかわらず、両方の発達度が年齢に比べて遅れてしまう現象のことを言います。ダブルリミテッドの原因は、主に学習環境や二言語の学習量のバランスにあります。

本来、幼児期は母国語の単語や発音、文法を覚える時期です。そこに、母国語以外の言語が同時に入ってくることで子どもが混乱し、結果として二言語とも発達が遅れると考えられています。早い方が良いと、無理に英語を詰め込んでしまう学習方法だと、子どもが戸惑ってしまい、ダブルリミテッドに陥りやすくなってしまう可能性があります。

子どもは、1歳ごろから少しずつ母国語の言葉を話すようになります。それに対し、親も子どもにわかるような言葉を選んだり、言葉の意味をわかりやすく教えたりします。まずは母国語の学習過程を重視したうえで、幼児のうちは「英語や異文化に親しむ」、「英語耳の基礎を作る」といった点に重きを置いて、無理な英語学習は避けるようにしましょう。

具体的な英語の学習方法は?

英語の学習方法は、絵本やCDなどの教材を使ったり、英会話教室を活用したりと様々です。それぞれの学習のやり方について解説いたします。

英語の歌を使う

CDやDVDを使って、子どもと一緒に英語の歌を歌ってみましょう。子どもは聞いたことをそのまま真似するのが上手なので、歌ううちに自然な英語の発音を身につけていきます。
英語の童謡を中心に、映画の挿入歌や比較的ローテンポなポップソングなど色々なジャンルの歌を用意するのがおすすめです。とくに、英語圏で昔から親しまれている童謡「マザーグース」は子どもの英語教材としても最適。「メリーさんの羊」や「きらきら星」も実はマザーグースの童謡です。マザーグースには言葉遊びやリズミカルな歌詞が多く盛り込まれており、楽しみながら英語に慣れさせられます。

絵本の読み聞かせ

英語の絵本を活用するのもおすすめです。朗読CDが付いていると、英文を読むのに慣れていない保護者の方でも活用できます。カラフルなイラストでアルファベットや英単語が学べる絵本、物語を楽しむ絵本など、一言で英語の絵本といってもその種類は様々。子どもの年齢に合わせて、楽しく学べそうな英語の絵本を選んでいきましょう。

英会話教室を利用

幼児向けのレッスンプログラムを用意している英会話教室を利用するのも手です。英会話教室では歌やゲームといったプログラムを通して、英語に親しんでいきます。季節のイベントに参加したり、外国人講師と会話したりすることで、異文化に触れられるのもメリットといえます。くわえて、英会話教室で一緒に学ぶ友達ができるのも魅力です。

インターナショナルプリスクールへ通わせる

インターナショナルプリスクールとは、1歳~小学校入学前の子どもたちを受け入れ対象とした保育施設。ネイティブスピーカーの講師が在籍していたり、インターナショナルスクールに併設されていたりと、異文化交流にも適した環境です。日本の保育所とは異なり、英語を使う環境のなかで保育を行うのが特徴です。入園から卒園まで、一貫して英語のみを使うスクールもあれば、日本語と英語の両方を使い分ける学校もあります。

英語を日常的に使う環境のなかで過ごすため、英語の基礎力を固められるといったメリットがあります。一方で、1歳ごろから通わせる場合は、母語の発達状況によってダブルリミテッド(2言語の発達が遅れる症状)が起こる可能性があるので注意しましょう。

英語の知育玩具を活用する

アルファベットが学べる玩具や、英語音声が出るボードなど、英語の知育玩具を取り入れた学習方法です。幼児でも遊べるように、ボタンを操作したり、イラストの描かれたパズルを完成させたりと、シンプルな操作性の玩具を選ぶのがおすすめです。子どもが楽しんで英語を学習できるよう、子どもの性格や興味を考慮して玩具を選ぶことが大切だといえます。

幼児からの英語教育は将来の基盤になる

幼児・未就学児のうちから英語を学ばせることで、「小学校からの英語でつまずきにくくなる」、「将来的に進学や就職の選択肢が広がる」な様々な恩恵が得られます。子どもの将来の可能性を広げる一助として、日常に英語学習を取り入れてみてはいかがでしょうか。

パソナフォスターの幼児向け英語教育プログラム「アンジー&トニー」は歌やゲーム、ダンスなどを通して楽しく英語に触れられるプログラムです。オリジナル楽曲を取り入れ、自然に英語の語彙力を鍛えられます。これにより、小学校3・4年生で学習する英単語の約84%を習得できるようになっているのが特徴です。

また、講師は英語と日本語の両方が話せるバイリンガル。そのため、英語が苦手な保護者の方でも、講師とコミュニケーションを取りながら子どもの英語教育を見守ることができます。そのため、ダブルリミテッド(2言語の発達が遅れる症状)が起こる可能性も低いと言えます。
詳しくは、以下のページで紹介しています。
幼児英語プログラムアンジー&トニーの詳細はこちら

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