本文へスキップします。

ページタイトル

COLUMNコラム

ページタイトル画像
お知らせ:表示

保活のやり方や手順はどうすれば良いの?知っておきたいポイントを解説

2023/05/12
お知らせ(保育コラム)家庭・悩み

働く保護者の方にとって、保活は重要事項のひとつ。とはいえ、「何をいつから始めれば良いの?」と戸惑ってしまう方も多いのではないでしょうか。これから保活を始める方へ向け、保活のスケジュールや子どもを保育園へ入れるまでの流れをご紹介します。「どのタイミングでどのような保活をすれば良いの?」とお悩みの方は、ぜひこちらでご紹介するタイムスケジュールの例も参考にしてみてください。

保活における「点数」とは?

保活における「点数」とは、入園希望者の世帯状況をポイント化したスコアを指します。認可保育園への入園を希望する場合は、この点数に基づいて入園選考が行われます。点数を構成する要素と概要は以下の通りです。

保活における点数の概要

点数を構成する要素 概要
基準
指数
保護者の健康状態、就労状態などの基本情報を数値化した点数。父親・母親それぞれの基本情報が点数として割り出されます。
調整
指数
ひとり親である・祖父母が同居している・在園中の兄弟姉妹がいるなど、家庭の状況に合わせて
ポイントを加点または減点する点数を指します。一般的に、ひとり親世帯である場合や在園中の兄弟姉妹がいる場合は加点となるケースが多いです。その反面、祖父母が同居している場合は減点とされるケースが一般的になっています。
優先
順位
同一点数の世帯がいた場合、入園できる方を決定するための基準値のことです。市町村によっては公開されていない場合もあり、「所得が低い世0帯を優先的に入園させる」「その市町村での居住歴が長い世帯を優先する」など基準にも差異があります。

保活における点数稼ぎを始める前に

保活における点数を稼ぐためには、世帯の持ち点をシミュレーションすることが大事です。まず、市役所のホームページや役所の保育課などで公開されている点数を確認しましょう。「8時間フルタイム就労だから、うちはこの時点で〇点」、「自営業だから〇点」というように書き出していき、持ち点を割り出します。

また、過去のデータや入園可否を公表している市町村も多いため、その情報も参考に保活を進めましょう。より具体的かつ正確な情報を入手したいのであれば、役所へ直接問い合わせるのも手です。

点数を稼ぐためにできること

ベビーシッターの利用や、認可外保育園への入園も検討してみましょう。入園前に、就労を理由としてこれらを利用することで保活における点数が加点され、希望の園へ入園しやすくなります。

ただし、審査の際はベビーシッターまたは認可外保育園へ預けていることを証明する、受託証明書の提出を求められるケースが一般的です。受託証明書だけでなく、「利用歴〇ヶ月以上」という基準を設けている市町村もあります。ベビーシッターや認可外保育園の利用で加点を狙う際は、パンフレットや案内冊子などで入園審査の条件をしっかりチェックして、早めに動き出すことが大切です。

4月入園の場合、保活を始めるタイミングはいつ?

ここでは、4月に保育園へ入園させることを前提とした保活のタイミングをご紹介します。「4月から9月生まれの場合」と「10月から12月生まれの場合」、それぞれ生まれ月のタイミングによって異なるので、ご自身の赤ちゃんがどのケースに近いか鑑みながらスケジュールを立ててみてください。

4月から9月生まれの場合

ここでは、4月に保育園へ入園させることを前提とした保活のタイミングをご紹介します。「4月から9月生まれの場合」と「10月から12月生まれの場合」、それぞれ生まれ月のタイミングによって異なるので、ご自身の赤ちゃんがどのケースに近いか鑑みながらスケジュールを立ててみてください。

しかし、7月・8月・9月生まれの場合だと、このスケジュールでは産後すぐのバタバタしている時期に保活を始めることになります。産後慌てないためにも、出産前から情報収集を進めておくことをおすすめします。

10月から12月生まれの場合

10~12月が出産予定なのであれば、妊娠中の保活が不可欠です。認可保育園の4月入園受付は11~12月とされているケースが多く、産後に保活を始めるとなると、体力的に厳しい状況になってしまうためです。また、認可保育園のなかには、生後6ヶ月未満の赤ちゃんを受け入れてない園もあります。したがって、妊娠中の体力に余裕があるうちに、保育園見学や各種申請手続きを済ませておく必要があるのです。

保活のスケジュール例

ここでは、認可保育園へ預けることを前提とした保活スケジュール例をご紹介します。どのタイミングで情報収集や申し込みなどの保活をすれば良いのかを簡潔にまとめたので、保活の計画をする際に、ぜひ参考にしてみてくださいね。

保活のスケジュール例

保活内容
4月 情報収集
5月 情報収集・見学開始
6~7月 見学期間
8~9月 見学期間
10~11月 申込期間
翌年2月 結果発表

認可保育園の入園受付は、10~11月の時期からスタートします。よって、それまでに情報収集や保育園見学を済ませておくことが必要です。受付開始の半年前にあたる4月か5月から入園を希望する保育園の情報収集を開始し、5~9月にかけて保育園見学をしておくのが理想的。

もちろん、赤ちゃんの生まれ月によって、これらのスケジュールには変動があります。認可保育園へ預ける前の「つなぎ」として、随時見学や申し込み、入園を受け付けている認可外保育園の利用を検討するのも良いでしょう。

しかし、「なかなかスケジュール通りに保活を進められない」、「情報が煩雑で保活が大変」と悩んでしまう方も多いはずです。そんなときは、保活サポートや育児相談を行っている「育児コンシェルジュ」へ相談するのも手です。

パソナフォスターでは、保育園や学童探しから育児相談を行う育児コンシェルジュのサービスをご用意しています。保活を効率良く進められるようお手伝いし、スムーズな復職をサポート。保活中の当事者の方だけでなく、保活中の従業員を雇用する企業様を支援しています。詳しくは以下のページでご確認ください。

パソナフォスターの育児コンシェルジュの詳細はこちら

保育園はどう選ぶ?注目したいポイントを解説

保育方針をはじめ、立地条件や受け入れ時間など保育園を選ぶ際に注目したい条件をご紹介します。ご自身のなかで、「この条件は絶対に譲れない」、「ここは少し妥協しても大丈夫」と優先順位をつけつつ、保育園選びに役立ててみてください

保育園の立地条件

送迎時のことを考えると、自宅や職場から通いやすい立地にある点はとても大事なことだといえます。「毎朝早く出なければならない」、「退社後急いで向かわなければならない」となれば、ご自身だけでなく子どもにも負担がかかってしまいます。車や電車などの通勤手段や所要時間との兼ね合いも考えて、立地条件を吟味しましょう。

受け入れ時間

勤務時間と通勤時間、送迎時間を合算し、その時間をカバーできる保育園を探していきます。基本の受け入れ時間のほか、延長保育の時間もしっかりとチェックしましょう。また、子どもの月齢によって受け入れ時間が変動するケースもみられます。たとえば20時まで預かってくれる保育園であっても、「0歳児は18時まで・延長保育の対象外」という規定がある場合もあります。後になって慌てないためにも、月齢別の受け入れ時間の条件についてもしっかり確認しておくことをおすすめします。

保育方針

外遊びや自然とのふれあいを大切にしている保育園、歌や絵本など芸術に親しむ機会を設けている保育園など、保育園によって保育方針や内容は様々です。なかには、英会話やリトミックなど子どもたちの成長を伸ばす教育カリキュラムを積極的に取り入れている保育園もあります。子どもをどのような保育園に入れたいか、どのような子に育ってほしいかといった点を考えて、理想と合致する保育園を探していきましょう。

食育方針

食育とは、食事を通してマナーや社会性、食の正しい知識を身につけることを目的とした教育です。現在、食育に力を入れている保育園は多くみられますが、具体的な活動内容は保育園によって異なります。「野菜を園庭の畑で育てて収穫する」、「栄養士と一緒に調理をして作る楽しさ・食べる楽しさを学ぶ」など、趣向を凝らした食育方針を取り入れているところもあります。家庭内だけでなく保育園でも食育に取り組むことで、食事の大切さや楽しさ、正しい食生活のリズムを身につけられます。

保育士の年齢層

保育園見学をする際は、そこで働いている保育士の年齢層にも着目しましょう。幅広い年齢層の保育士が働いている園は、どの年代でも働きやすい労働環境であることが多いためおすすめです。保育士が働きやすければその分心身に余裕が生まれ、質の高い保育をしてもらえる可能性が高いといえます。

保育士同士の雰囲気

子どもたちの交流の感じはもちろんですが、保育士同士の雰囲気もチェックしましょう。質の高い保育は、保育士同士の連携によって作られます。保育士同士の仲が良くないと連携がうまくとれず、預ける保護者としては不安を覚えてしまうのではないでしょうか。

逆に、保育士同士の仲が良く、チームワークも良好なのであれば「安心して任せられそう」という信頼感を抱くはずです。くわえて、子どもたちは保育士同士の雰囲気を敏感に感じ取ります。保育士同士がお互いに和気あいあいと仕事をしていれば、子どもたちも気にすることなく、のびのびと明るく過ごせるはずです。

保育園の入園前に必要な持ち物は?

入園が決まったら、必要な持ち物の例を以下でリストアップしました。毎日の保育園生活で使うもの、季節行事で使うものなど用途別にまとめていますので、入園準備時の参考にしてください。

毎日の保育園生活で使うもの

  • 紙おむつ
  • 通園バッグ(保護者用/子ども用)
  • 着替え(トップス・ボトム・下着・靴下1日3~4セット)
  • 着替えを入れる巾着
  • スタイ
  • 上履き
  • お散歩/外遊び時の運動シューズ
  • お散歩/外遊び時の帽子
  • お昼寝セット
  • おしりふき
  • ビニール袋(汚れものの収納時に使う)
  • 粉ミルク(各自用意する園の場合)
  • 哺乳瓶(各自用意する園の場合)
  • 食事用の前掛け
  • ガーゼハンカチ

季節・行事などで必要なもの

  • レインコート
  • 水着
  • プール遊び用のタオル
  • 遠足用レジャーシート

希望の認可保育園へ入園できなかった場合の対応

「希望する認可保育園への入園が叶わなかったが、復職の時期は決まっている」というケースは悩ましいものです。当事者にとってはもちろんですが、企業の人事担当にとっても従業員の保活がうまくいかないことは大きな悩みの種ではないでしょうか。優秀な人材が保活に苦労すれば、それだけ業務にも影響が出てしまいかねません。

そんなときに頼れるのが、一時保育や育児コンシェルジュです。育児コンシェルジュは従業員向け福利厚生のひとつで、育児相談や保活のサポートなどを依頼できるサービスのこと。パソナフォスターの育児コンシェルジュでは、保育士の有資格者をはじめとした育児の専門家が、幅広い育児相談にお応えしています。

具体的には、保育園探しをはじめとした従業員の保活サポート、学童選び、妊娠・出産期の育児相談などに対応しています。サービスのひとつである保活サポートでは、居住している市町村での情報収集、保育園の空き状況の調査および候補となりうる保育園のリストアップなどを行っています。

以下のページでは、パソナフォスターの育児コンシェルジュについてさらに詳しくご紹介しています。
ご相談も受け付けておりますので、保活でお悩みの方は、お気軽にお問合せください。

パソナフォスターの育児コンシェルジュの詳細はこちら
コラムトップに戻る